建物調査診断を行うことで、建物の劣化状況を詳細に把握することができ、工事実施時期や適切な工法を判断することで、合理的な工事を行うことができます
建物に使用されている材料や劣化状況等によって劣化の進行は異なりますが、給排水設備の耐用年数は20年~30年といわれています
そのため築20年前後で設備調査を実施して劣化度合いを把握することが大事です
建物劣化状況によりますが、10年~12年過ぎに行うのが一般的です
管理組合で住宅金融支援機構の融資を受けることや、組合員から一時金を徴収することもありますが、工事の優先順位を設けて積立金に見合った修繕工事も可能です
施工会社から工事の進捗状況を居住者に常に周知して、工事中の安全対策を第一になければなりません
また、管理組合の資産維持とグレード向上のための工事なので居住者に協力を要請することも大切です
鉄部塗装2年・外壁補修7年・屋上防水10年の他、ACUでは独自の保証期間を設計図書で定めています
見直しは、物価の上昇や技術向上による工事費の上昇を考慮し、長期修繕計画作成後3年~5年毎に行うのが合理的です
資金の準備を長期的展望のもとに行うために、一般的に30年位の計画で作成することが望ましく、きめ細かく見直すことも大切です
また、エレベータや給水管の修繕など多額の費用を要する工事が、築25年頃から発生する場合もあり築30年位は必要です
施工会社の情報収集提供や総会等の議案書作成補助及び総会立会いを、ACUでは実施しています
ACUでは、工事監理業務契約で工事完了後の検査立会いを1年~2年に実施していますが、別途に建物維持管理のホームドクター制度(技術顧問) があり、建物が存在する限りACUが責任をもってその任務にあたります